若者のYouTube離れが進行中?
Z世代の価値観と“ながら視聴”という新しい使い方
最近「若者のYouTube離れ」という言葉をよく目にします。
とはいえ実際には「使わなくなった」わけではなく、使い方が変わっただけのようです。
特にZ世代(1996年〜2015年生まれ)のあいだでは、
メディアとの付き合い方そのものが進化してきている印象です。
この記事では、データや実感をもとに、
今どきのYouTubeの使い方と、若者の変化する価値観についてまとめていきます。
まだ9割が使ってる?
YouTube離れは「質」の変化だった
マナミナの調査によると、Z世代のYouTube利用率は約92%と非常に高いままです。
ただし、「視聴時間」や「視聴目的」が変わってきているのがポイント。
- 2時間以上見る人もいれば、30分未満で済ます人も多い
- TikTokやショート動画へ流れている層も増加中
“ガッツリ観る”派と“サクッと済ます”派の二極化が進んでいます。
私の使い方:YouTubeは“ながら情報収集”ツール
ちなみに筆者自身もYouTubeを使っていますが、最近は「聞き流し」スタイルがメインです。
- 作業しながら、ラジオ感覚で情報を流す
- 健康・自己啓発・ニュースなどを音声でインプット
- 寝る前や移動中に、BGM感覚で再生
YouTubeは映像メディアでありながら、音だけでも使える柔軟さが魅力です。
なぜTikTokがZ世代に刺さるのか?
支持される5つの理由
- 動画が短くて効率的(15〜60秒)
- コメント欄が気軽で自由
- 高精度なアルゴリズム
- ジャンルが広く、美容・癒し・学び系も充実
- 誰でも簡単に投稿・加工できる
2024年のヒットトレンドの半数以上がTikTok発というデータもあり、
流行の中心がテレビからTikTokへと移っているのが現状です。
「Z世代=集中力8秒」は誤解?
本当は“選別力が高い”だけ
Z世代は「飽きっぽい」のではなく、
- 興味がない情報は即スキップ
- 興味あるものには長く集中
“情報の見極め力”が高い世代なのです。
映えより“チル”:Z世代の価値観の変化
Z世代は「チルの世代」とも呼ばれます。
落ち着き・くつろぎを大切にする感覚です。
- サウナや自然、静かな公園など“癒しの場”が人気
- エモさより「チルい」
- 演出より共感・自然体が求められる
映え重視から、共感・リアル重視へと価値観が変化しています。
加工なし・演出なし:BeRealがZ世代で話題に
通知から2分以内に、加工なしで撮影するSNS「BeReal」。
Z世代の利用率は約21.4%にのぼり、26歳以上ではわずか1%。
「盛らないリアル」が評価されている象徴的なサービスです。
まとめ:YouTube離れは「使い方のアップデート」
若者のYouTube離れは、完全に使わなくなったのではなく、
✅ 目的に応じた使い分けが進んでいる
- TikTokやBeRealのような短尺・リアル系が主流に
- YouTubeは“ながら視聴”や長尺コンテンツに向く
- 映えよりリアル、効率より心地よさを重視
このような変化を理解することで、Z世代へのアプローチや発信のヒントになるはずです。
📱あなたはどのSNSをどう使っていますか?
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