無理しない。いいとこどりで生きるアトピーとの付き合い方|脱ステ疲れから回復までの記録
ここ最近、久しぶりにアトピーが大きく悪化しました。
「このままでは生活が壊れるな…」と感じるレベルで、起きてから寝るまで、ずっと痒みとストレスが頭から離れないような感覚。
原因はいくつか心当たりがあります。
- 数日連続でお酒を飲んでしまった
- 「脱ステ・脱保湿に戻そう」と、あえて何も塗らない状態を続けた
- その結果、炎症が一気に広がってしまった
その選択の結果として出てきたのは、はっきりとした QOL(生活の質)の低下 でした。
この記事では、最近の体調の変化を振り返りながら、
- なぜ「完全脱ステ」「完全糖質制限」が自分には合わなかったのか
- どうやって「無理しない、いいとこどり」のスタイルに切り替えたのか
- ステロイドなしでも安定し始めた今の状態
このあたりを、等身大でまとめていきます。
アトピー悪化のきっかけは「連日の飲酒」と「完全脱ステ」
お酒を連日飲んだあとの、わかりやすい悪化
今回のアトピー悪化のきっかけのひとつは、連日の飲酒でした。
「ストレスも溜まっているし、少しぐらい飲んでもいいか」と思って飲み始めたお酒が、気づけば何日か続いていました。
その結果……
- 翌日の強い眠気
- だるさ、倦怠感
- 肌の赤みの増加
- かゆみのぶり返し
頭では「お酒はアトピーによくない」とわかっていても、ストレスが溜まるとつい手が出てしまう。
そして、きっちり身体と肌に「ツケ」が返ってきた形でした。
「脱ステ・脱保湿に戻そう」と何も塗らない選択
もうひとつの大きな要因が、「脱ステ・脱保湿に戻そう」としたことです。
過去に一度、思い切って脱ステ・脱保湿をやり切った時期があり、そのときは確かに乗り切れました。
- 何も塗らない
- 保湿もしない
- ひたすら耐える
- 仕事もある程度セーブする
当時は、アトピー改善を生活の最優先にして、「仕事よりもまず肌」というくらいの覚悟で取り組んでいました。
ただ、今は状況が違います。
- 簡単には休めない仕事
- ある程度の責任
- 日常生活のリズム
そんな今の環境で、過去と同じように「完全脱ステ」に戻ろうとした結果、
- 炎症はどんどん広がる
- かゆみで夜中に目が覚める
- 仕事中の集中力が落ちる
- 気持ちもどんどん沈んでいく
とにかく生活がつらい2週間になりました。
QOLが一気に低下した2週間の感覚
「怠惰に過ごした」というより、身体が限界を訴えていた
正直にいうと、この2週間くらいはかなり「怠惰」に過ごしていました。
- やる気が出ない
- 横になっている時間が増えた
- 筋トレもサボりがち
- 仕事以外のことに手がつかない
表面的にはそう見えるかもしれませんが、実感としては、怠惰というより「身体が限界を訴えていた」感覚に近いです。
アトピーの炎症、かゆみ、睡眠不足、連日の飲酒によるダメージ。それらが重なって、身体もメンタルも「一度止まれ」とブレーキを踏んできた感じでした。
生活のすべてに影響が出るのがアトピーの怖さ
アトピーが悪化すると、単に「肌が痒い」だけでは終わりません。
- 寝つきが悪くなり、睡眠の質が下がる
- 仕事中の集中力が続かない
- ちょっとしたことでイラっとしやすくなる
- 鏡を見るのも嫌になる
こうして、じわじわと生活全体のクオリティが落ちていきます。
今回の2週間はまさにそれで、「日常生活を楽しむ余裕」がかなり削られていました。
完全ケトンは無理だった。だから「いいとこどり」を考えた
糖質制限・ケトン食を意識してみたものの…
この状況をどうにか変えたくて、途中からケトン体・糖質制限も意識してみました。
脂質をメインエネルギーにする「ケトジェニック」は、理屈としては炎症にも良さそうに見えますし、「アトピー×食事」で検索すると、必ずといっていいほど出てくるワードです。
ただ、数日試してみて、はっきりとわかりました。
自分には「完全ケトン」は合わない。
- 集中力が続かない
- ふらつく感覚が出る
- トレーニングのパフォーマンスが落ちる
- 空腹ストレスが強い
- メンタルも少しトゲトゲしてくる
糖質を切りすぎると、生活そのものがしんどくなるタイプなんだと、改めて実感しました。
「全部やるかゼロか」から、「いいとこだけ取る」へ
ここで発想を変えました。
糖質制限も、脱ステも、何でもそうですが、
「100%やるか、全くやらないか」で考えると、どうしても無理が出ます。
そこで、こう考えるようにしました。
- 完全ケトンはやらない
- でも「いいとこどり」はしてみる
- 生活が回る範囲で、軽めのケトン体モードを作れないか?
この「グレーゾーン」を探し始めたことが、今回の大きな転換点でした。
朝はバターコーヒー+少量MCTで“ゆるケト”にする
「MCT多め」はお腹がゆるくなるからNG
これまでも、MCTオイルは何度か使ってきましたが、多めに入れるとすぐお腹がゆるくなるという弱点がありました。
そこで今回は、
- MCTは小さじ1程度に抑える
- その代わりにバターを追加して脂質を補う
というスタイルに変更しました。
これがかなり良かったです。
- お腹がゆるくならない
- 適度に体がポカポカする
- 空腹感が和らぐ
- 午前中の集中力が安定する
夕飯〜昼食まで自然と糖質が抑えられる流れ
朝をバターコーヒーにすると、結果的に、
- 夕飯で白米をしっかり食べる
- 寝ている間に糖質を消費する
- 朝はバターコーヒーのみ
- 昼食までほぼ糖質ゼロに近い状態になる
こういう「自然な軽ケト状態」が作りやすくなります。
ガチの糖質制限のように「今日は何グラムまで」と神経質になる必要はなく、
結果的に午前中だけ脂質代謝寄りになる感覚です。
これくらいの“ゆるさ”なら、ストレスも少なく続けていけそうだと感じました。
食事は「我慢」ではなく「選ぶ」。炎症を上げる要素だけカットする
制限よりも「フィルタリング」の感覚がしっくりきた
今回の悪化&回復の流れの中で、一番しっくりきているのが、
食事は我慢ではなく「選ぶ」もの
という考え方です。
完全に何かを禁止するのではなく、
- アトピー的に明らかに炎症を上げやすいもの
- 自分の体感で「これは悪化のトリガーだな」と感じたもの
このあたりを優先的に避けるようにしました。
自分が今コントロールしているもの
具体的には、こんな感じで食材を選んでいます。
- 油:自宅ではオメガ6系の油は基本使わない(外食は割り切る)
- 小麦:主食としてはとらない(ラーメンなどは付き合いのときだけ)
- 乳製品:ホエイプロテイン以外は基本避ける
- 砂糖:調整豆乳に入っている分以外は、ほぼ意識的に摂らない
- 酒:「飲みたいときだけ飲む」スタイルにして、連日は避ける
逆に、調味料はあえて気にしないことにしています。
- しょうゆ
- みりん
- 料理に入っている少量の砂糖
このレベルまで気にし始めると、もはや外食も楽しめないし、
自炊も「健康のための作業」になってしまいます。
なので、「主食・油・乳・砂糖・酒」だけフィルタリングして、
あとはあまり細かく考えないようにしました。
「糖質制限は自分には合わない」と認めたうえでの、ゆるケト採用
糖質を削りすぎると、むしろ人生の楽しさが削られる
試してみてわかったのは、
自分にはガチの糖質制限は合わないという事実です。
- エネルギーが足りない感覚
- トレーニングの質が落ちる
- イライラしやすくなる
- 「ご飯が食べたい」という欲求をずっと抑え込むストレス
これを抱えながら生きるのは、正直現実的ではありませんでした。
そこで、糖質制限はやめて、
- 朝〜昼までだけ「軽ケト」
- 昼と夜は普通に白米を食べる
という形に切り替えました。
このおかげで、
- ご飯を「悪者」にしなくてよくなった
- トレーニングにも力が入るようになった
- 空腹のイライラが減った
- 食事に対するガマンがかなり減った
「完全にやめる」のではなく、「使いどころを決めて取り入れる」。
このくらいの距離感が、自分にはちょうどいいと感じています。
薬は悪じゃない。必要なときに、必要なだけ使う
プロトピックとモイゼルトでQOLが一気に回復した
今回、ステロイドは使っていません。
ここ2か月ほど、基本的にステロイドはゼロ。
代わりに使っているのが、
- プロトピック
- モイゼルト
そして塗り方も、
- 赤いところ全部に塗るのではなく
- 「かゆい部分だけ」に最小限で塗る
というスタイルに変えています。
それでも、しっかり効果を感じています。
- かゆみがスッと落ち着く
- 夜中にかき壊すことが減る
- 炎症が広がらなくなる
そして何より、QOLが一気に回復しました。
「薬=悪」という思い込みを手放す
以前は、「薬に頼るのは甘え」「脱ステこそ正義」みたいな考えがどこかにありました。
でも今回、無理に何も塗らない期間を過ごしてみて、痛感しました。
- 我慢しすぎると生活が壊れる
- 生活が壊れると、アトピーはもっと悪化する
- 悪化した状態で無理しても、何も良いことがない
そう考えると、
薬は「悪」ではなく、「生活を守るための道具」
だと感じるようになりました。
もちろん、必要以上に使うつもりはありません。
でも、
- 生活が立ち行かなくなるほどつらいとき
- 寝不足が続くほどかゆみが強いとき
こんなタイミングでは、素直に薬の力を借りる。
そのうえで、少し落ち着いてきたらまた頻度を下げていく。
そんな「付き合い方」を目指しています。
ステロイドなしで安定し始めたのは「生活の土台」を整えてきたから
2か月ステロイドを使わずに済んでいるという事実
ありがたいことに、
ここ2か月ほど、ステロイドはほぼ使っていません。
プロトピックとモイゼルトをピンポイントで使うだけで、
どうにか日常生活レベルは維持できる状態になってきました。
これは過去の自分から考えると、かなり大きな変化です。
生活習慣の積み重ねが効いてきている感覚
ステロイドなしで安定してきた理由は、
おそらく生活全体の見直しが効いてきているからだと感じています。
- オメガ6の油を自宅では使わない
- 小麦を主食にしない
- 乳製品をほぼカット(ホエイのみ)
- 砂糖をほぼ摂らない
- 酒は「飲む日だけ飲む」に切り替えた
- 朝はバターコーヒー+少量MCTでゆるケト
- 昼と夜に白米をしっかり食べる
- 筋トレで血流と代謝を上げる
- 睡眠を最優先に考える
このあたりを積み重ねてきた結果、
- 炎症が「爆発」することが減ってきた
- 悪化しても回復までの時間が短くなった
- 薬の量も、範囲も、自然と減らせている
そんな実感があります。
筋トレを「我慢の代わり」にする。食事は自由にしてバルクアップへ
食事を削るより、筋トレで代謝を上げる方が精神的に楽
ここ最近の大きなマインドチェンジが、
「我慢して食事を減らす」のをやめて、
「その代わりに筋トレしてバルクアップする」に切り替えたことです。
炭水化物を削ったり、カロリーを極端に減らしたりするダイエットは、
正直、精神的にもアトピー的にも相性が良くありませんでした。
- 空腹ストレスが増える
- 血糖値が乱高下する
- トレーニングの質も落ちる
- 結局リバウンドしやすい
それよりも、
- 白米はしっかり食べる
- タンパク質もきちんととる
- 脂質はバターやMCTを中心に必要量
- そのうえで筋トレをコツコツ続ける
この方が、メンタル的にも体調的にも安定します。
上半身も下半身も、スロトレ中心で「良い汗」をかく
トレーニング自体も、
- ガンガン重い重量を追いかけるというより
- スロートレーニングでしっかり効かせる
というスタイルが、自分には合っていると感じています。
- チェストプレスをスローペースで
- ラットプルダウンもコントロールして
- レッグプレスで下半身にも刺激を入れる
このくらいの強度でも、
- じんわりと良い汗が出る
- 自律神経が整う感覚がある
- トレーニング後の睡眠が深くなる
といったメリットがあります。
アトピー的にも、
「運動でかく汗」は、お風呂やサウナでダラダラかく汗とは全く違う感覚で、
むしろ肌の調子が良くなる方向に働いている気がしています。
結論:無理しない。いいとこどりで、アトピーとも付き合っていく
今回のアトピー悪化〜回復の流れを振り返ってみると、
いくつかの大事な気づきが見えてきました。
- 完全脱ステ・完全糖質制限は、自分には合わない
- 「我慢」で押し切ろうとすると、生活もメンタルも崩れる
- 薬は悪ではなく、「生活を守るための道具」だと考える
- プロトピック&モイゼルトを最小限使うことで、QOLが一気に回復した
- ステロイドは2か月ほど使わずに済んでいる
- 油・小麦・乳製品・砂糖・酒だけをフィルタリングするスタイルが続けやすい
- 朝のバターコーヒー+少量MCTで「ゆるケト」を作ると調子が良い
- 昼と夜に白米を普通に食べても問題ないし、むしろ元気が出る
- 食事をガチガチに制限するより、筋トレで代謝を上げた方が楽
今の自分にとっての答えは、ものすごくシンプルです。
「無理しない」こと。
「いいとこどり」で生きること。
全部を完璧にやろうとしなくていい。
100点を目指さなくていい。
ちょっとずつ、自分の体が喜ぶ方向に選択を寄せていく。
それを続けた結果として、
ステロイドなしでも安定してきている今の状態があります。
これからも、
- 無理な我慢はしない
- でも「選ぶ」ことは続ける
- 薬もうまく使いながら
- 筋トレでバルクアップも目指しつつ
そんなふうに、アトピーとも付き合っていこうと思います。
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