実務に直結しない社内行事、出るべきか出ないべきか。 今日はまさにその選択に向き合い、最終的に「出る」と決めて参加しました。結論から言うと、失ったと思っていた時間よりも、得られた経験の方が大きかった――そんな気づきの記録です。
はじめに:実務外の行事は“ムダ”なのか?
忙しい時期ほど、実務に直結しない行事は「出ても意味がないのでは?」と感じがちです。
確かに、参加しなければタスクは少し進みます。けれどその一方で、行事に出なければ得られなかった視点や接点も確実にあります。
迷いと決断:「出ない」よりも「出る」を選んだ理由
- 出ない:短期的にタスクが進む・気楽
- 出る:未知の情報や人との接点が得られる・将来に活きる可能性
今回は、あらかじめ「出る」と決めて行動。決めてから動くことで、腹も据わり、参加の質も上がりました。
参加して得られたもの:他部署の“生の現場”と空気感
普段の業務環境や他部署の動きの確認ができました。メールや資料だけでは見えない、温度感・優先度・制約のリアル。
これは、デスクの前では絶対に得られない情報です。
気づき: 自部署の常識は他部署の非常識かもしれない。だからこそ、たまの“現場接点”が意思決定の質を上げる。
副産物その1:タイムマネジメントが一段引き締まった
「出る」と決めたことで、前後の時間を整理・圧縮する必要が生まれました。結果、次のような変化が。
- 優先順位の再定義: 今日やるべきことを3つに絞る
- 事前仕込み: 依頼や資料作成の“前倒し”を小さく積む
- 後処理の設計: 行事後にすぐ着手できる“最初の一手”を決めておく
行事が時間を奪ったのではなく、行事があったからこそ時間を生み出す工夫が生まれた、という感覚です。
副産物その2:「損した時間」と「残る経験」の見え方が変わった
参加前は「数時間のロス」に見えていたものが、参加後は次の価値に変換されていました。
- 関係資本: 他部署との“顔の見える”接点
- 情報資本: 現場の温度感・非言語の空気・制約の理解
- 自己効率: 予定駆動で磨かれるタスク設計・集中力
短期の効率より、中長期の土台(経験・関係・判断材料)が積み上がる――その複利を実感しました。
今回の学びを3行で
- 実務に直結しなくても、現場接点は意思決定の質を上げる。
- 「出る」と決めると、時間は“奪われる”から“創出する”へ反転する。
- 失う時間より、経験・関係・情報が長期の成果を押し上げる。
明日から試せるミニ実践
- 予定前の10分仕込み: 行事前に「終わらせる小タスク」を1つだけ完了する
- アジェンダ持参: 他部署に1つだけ聞きたい質問を用意しておく
- 終了直後の1アクション: 気づきをメモ→関係者に30秒で共有
まとめ:効率だけで測れない価値がある
今日の選択を振り返ると、効率の物差しだけでは拾えない価値が確かにありました。
迷ったら、一度は出てみる。その上で、自分の仕事にどう返すかを考える。
この往復運動が、働き方の解像度をじわりと上げていくのだと思います。
今日の一言: 「決めて動けば、時間は創れる。経験は残る。」
あなたへ問い
最近「出ても意味がないかも」と感じた予定に参加して、思わぬ気づきを得たことはありませんか?
その気づきは、今の仕事のどこに活かせそうですか?
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